米Facebookは米国時間2008年10月24日,同社が各種サーバーのサービス・ログを収集するために使用しているシステム・ソフトウエア「Scribe」をオープンソース・ソフトウエアとして公開したと発表した。オープンソース・コミュニティSourceForge.netのWebサイトでソースコードを提供している。

 Scribeは,大量のサーバーで運用しているさまざまなサービスのログ・データをリアルタイムに集めるインフラ・ソフトウエア。同社はScribeをデータベースのメモリー使用量の監視など,多種多様な目的に使っている。日々発生する膨大な情報を集めることが可能で,拡張性が高く,ネットワークやマシンに障害が発生しても継続作動する堅牢性を備えるという。

 かつて同社は,オープンソース・ソフトウエアや特定ベンダーの製品を使ってログを集めていた。しかし,大量のデータに対処可能なシステムを構築できなかったため,ログ収集ソフトウエアを自社開発した。

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