アイロベックスは,Windows管理者向けに,Windowsのフォルダなどに設定されているアクセス権限の情報を可視化するツール「AD-Folder」のバージョン2.0.0を,2008年11月上旬に出荷する。価格は,8万円(税別)。販売形態は,同社のWebページからソフトウエアをダウンロードし,別途ライセンス・キーを購入する。

 AD-Folderは,リモート・アクセスに限ってアクセス権限を設定可能な「共有アクセス権」と,ローカル・アクセスを含めたWindowsファイル・システム全般のアクセス権限を設定できる「NTFSアクセス権」の情報を合わせて可視化する。

 AD-Folderの稼働OSは,Windows XP/VistaまたはWindows Server 2003/2008で,.NET Framework 2.0以降が必要。Active Directory環境だけでなく,WORKGROUP環境(非ドメイン環境)も,ログイン・アカウントとネットワーク・アカウントが共通である場合に限って可視化できる。

 今回の新版では,取得データの管理リポジトリを,CSV(カンマ区切り)テキストからデータベース・エンジンに変更し,分析処理の高速化を図った。さらに,中国語,韓国語,スペイン語など多言語で登録されているアカウント情報を表示できるようにした。