写真1●価格を900万円に抑えたログ管理アプライアンス「LogLogic 4.4i MX2010」
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ログ管理ツール専業ベンダーのLogLogic Japanは2008年10月24日，J-SOX（日本版SOX法）に対応したログ管理アプライアンス「LogLogic 4.4i MX2010」を出荷すると発表した（写真1）。従来の製品は，ログの収集・分析用とアーカイブ用の2台を組み合わせて使う構成だったが，今回のMX2010はそれを1台にまとめ，ログの保存期間を限定することなどで価格を抑えた。J-SOXに対応するための報告書の作成作業などを効率化したい中堅企業をターゲットにする。価格は900万円で，兼松エレクトロニクスが販売する。
ログの保存期間は1年間で，期間を過ぎると自動的に消去される。HDDの容量は1Tバイトである。ログはsyslogなどのプロトコルを使い，異なるメーカーのサーバー・マシンやセキュリティ機器，ネットワーク機器などからも収集できる。
J-SOXを含め，4種類の「コンプライアンス・スイート」の中から一つを選んで利用できる。J-SOXのほかには，クレジットカード情報のためのセキュリティ規格である「PCI DSS」，医療機関向けの「HIPAA」，システムの運用管理業務に関する「ITIL」を用意する。各スイートには，それぞれの規制に必要な報告書のテンプレートなどが含まれている。J-SOX対応スイートなら，「特権ユーザーのアクセス履歴」などの報告書を生成できる。
