画面1●Google AdSenseからの利用例
画面1●Google AdSenseからの利用例
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画面2●Motion Chart
画面2●Motion Chart
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 米Googleは米国時間2008年10月22日,Web解析サービス「Google Analytics」を機能強化し,レポート/分析機能の追加,API公開,ユーザー・インタフェース(UI)の改良などを実施した。また,広告配信サービス「Google AdSense」利用者向けの同解析サービス提供を始めた。

 独自の視点でレポートを作成する「Custom report」やトラフィックを細分化して分析する「Advanced segmentation」といった新機能を利用すると,Webサイトの状況をより細かく把握することが可能になり,オンライン・マーケティングの投資効果を改善できるという。データをアニメーション化して示す「Motion Chart」機能は,複数の観点で分析したり,時間の推移による変化を調べたりすることに使える。

 Google AdSenseからGoogle Analyticsの機能を利用すると,WebサイトおよびWebページ単位でアクセス状況などを詳細に分析できる。Google AdSenseへのGoogle Analytics導入は段階的に進めており,分析機能が利用可能になるとGoogle AdSenseサービス内の「Overview」または「Advanced Reports」ページにリンクが表示される。

 APIをプライベート・ベータ版として提供し,Google Analyticsの各種データを取得してほかのデータと組み合わせた分析などを行えるようにする。また,UIの改良でアカウント管理の効率化を図った。

[発表資料] [Google AdSense公式ブログの記事]