米Broadcomは米国時間の2008年10月21日,携帯電話機への搭載などをターゲットにした新しいBluetooth用チップ「BCM2049」を発表した(発表資料)。特徴は,ステレオ音声に対応するFM放送の送受信機能を1チップに集積したことである。これにより,携帯電話機自体がFMトランスミッターの役割を担うことが可能になる。FM放送の受信機能を持つ車載ステレオあるいは家庭のステレオを利用して,外付けのアダプターを利用せずに携帯電話機に蓄積した音楽を手軽に楽しむことが可能になる。

 BCM2049は,「Bluetooth Version 2.1 +」に対応する。Bluetoothによるオーディオストリーミングも可能とする。既に一部のメーカーにサンプル出荷を始めている。