ノルウェーのOpera Softwareは現地時間2008年10月20日,携帯端末向けフルブラウザ「Opera Mobile 9.5」の最新ベータ版を公開した。複数のミニ・アプリケーション「Opera Widgets」をプリインストールしており,同社のWebサイトからダウンロード可能。

 初回ベータ版(関連記事:Opera,Windows Mobile端末向け最新版Operaのベータ版を公開)よりサポートしていたWindows Mobileに加え,UIQプラットフォームにも対応した。そのほか,ページ読み込み速度の向上も図った。

 米メディアの報道(CNET Download.com)によると,プリインストールされているOpera Widgetsは5種類。ミニ・ブログ「Twitter」をはじめ,天気予報や時計,ゲームなどに手軽にアクセスできる。このほかにも,同社WebサイトでさまざまなOpera Widgetsを公開している。

 また同社は,Opera Widgetsのソフトウエア開発キット(SDK)も強化した。デバッギング・ツール「Opera Dragonfly」を追加したほか,UIQとWindows Mobile,さらにS60デバイス上でウィジェットを直接テストするための管理ツールが含まれる。同社Webサイトからダウンロードできる。

 Opera Widgets SDKのアップデートに合わせて,Opera Widgets開発コンテストを実施する。クロスデバイス対応ウィジェットの最優秀賞として1万ドルの賞金を用意する。

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