写真●IC3 Extension Media Relay
写真●IC3 Extension Media Relay
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 キヤノンソフト情報システムは,自社開発のWeb会議システム「IC3(アイシーキューブ)」を,ポリコムジャパン製ビデオ会議システムと連携させるためのオプション製品「IC3 Extension Media Relay」を11月に発売する。発売に先駆け,ITpro EXPO 2008 Autumn会場で参考展示した。価格は30万円からを予定する。

 IC3はWebカメラやヘッドセット,ブラウザだけで使える会議システム。130万画素以上のWebカメラを使用すれば,高解像度(HD:High Definition)の画像を配信できる。自社製品として販売するほか,パナソニックや安川情報システムにOEM提供している。

 IC3ブランドでの導入実績は200~300サーバー程度という。IC3は発売以来売り上げを伸ばし続けており,特に新規ユーザーからの受注が好調という。「2008年1月時点の導入件数は,2007年1月の約4倍に達した」(パッケージ事業本部の清水和久営業部部長)。

 今回の連携機能により,「主要拠点ではポリコム製のテレビ会議システムを導入し,支店などでは専用機器の要らないIC3を使う,といったコスト効果の高い提案ができる」(同)という。ポリコム製品の販売を手がけるプリンストンテクノロジーと協業して共同提案で営業やマーケティングを展開する計画だ。