[画像のクリックで拡大表示]

 2008年10月15日から17日にかけて開催されているITpro EXPO 2008 Autumnで,NTTコムテクノロジーがシステム監視ツール「ZABBIX」をデモ展示している。ZABBIXはラトビアのZABBIX SIA社が開発しオープンソース・ソフトウエアとして公開している監視ツール。ポート監視,SNMPトラップ,ポーリングのほか,監視対象のマシンにインストールしたエージェントにより負荷状況の監視が可能。複数の閾値設定を論理式として記述できることや,監視状況をマップやグラフにより1画面に表示できることなどが特徴である。

 NTTコムテクノロジーは,親会社であるNTTコミュニケーションズなどのシステム監視・保守などを業務としている。NTTコムテクノロジーはZABBIXを監視業務に利用するとともに,ZABBIXを日本語化し,データのレプリケーション機能や日本語によるレポート作成支援機能などを追加し「ZABICOM」として販売している。すでに国内の大手製造業で100台規模のサーバー監視に導入している事例があるという。

 日本のZABBIXコミュニティであるZABBIX-JPでは,ZABBIXの日本語化や日本語ドキュメントの整備,フォーラムでの情報共有などを行っている。