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「全国どこでもエコ・ポイント付き商品が買えるようにしたい」,環境大臣がキック・オフ宣言

2008/10/16
高木 邦子=ITpro
写真1●挨拶に立つ斉藤鉄夫環境大臣
写真1●挨拶に立つ斉藤鉄夫環境大臣
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写真2●三井不動産が「柏の葉キャンパスタウン」で建設中のマンションでは,電気・ガス・水道の使用量計測モニタを標準装備する。居住者はパソコンから,電気・ガス・水道の日々の使用量や費用(光熱費),削減したCO2排出量,エコ・アクション・ポイントの残高などを確認できる
写真2●三井不動産が「柏の葉キャンパスタウン」で建設中のマンションでは,電気・ガス・水道の使用量計測モニタを標準装備する。居住者はパソコンから,電気・ガス・水道の日々の使用量や費用(光熱費),削減したCO2排出量,エコ・アクション・ポイントの残高などを確認できる
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 「エコ・アクション・ポイント事業は,家庭から排出されるCO2を削減するための切り札。環境省は先頭に立って,この事業を全国に普及させていく」---。2008年10月16日,東京・青海で開催された「エコ・アクション・ポイント シンポジウム」で,斉藤鉄夫環境大臣はこう挨拶し,普及への強い意気込みを見せた(写真1)。

 エコ・アクション・ポイントは,CO2削減に効果的な商品に付与されるポイント・システム。環境省が,エコ商品の購入を消費者に促すためのインセンティブとして,導入を進めている事業だ。ポイント付与の対象となる商品は,省エネ型の冷蔵庫やテレビなどの家電製品,エコマーク付きの家庭用品,ヒートポンプや太陽光発電などの住宅設備,ハイブリッド車など。貯まったポイントは,鉄道のプリペイド・カードやリサイクル素材で作られた日用品など,環境に配慮した商品と交換できる。

 シンポジウムは,10月15日にサービスの全国展開が始まったことを記念して開かれたもの。会場では,先行して実施されている4つのモデル事業について,その運用経過が報告された。

 最初にクレジット会社のJCBが取り組み事例を発表。同社はポイント管理システムのプラットフォームを提供しており,10月15日のサービス開始時点での参加企業は18社で,2008年度中に50社の参加を見込んでいるという。メーカーなどが自社の省エネ型商品にポイントを付けるケースが多いが,スポット的にシステムを活用する事例もある。10月15日〜17日に東京ビッグサイトで開催しているITpro EXPOにおいても,ポイントラリーの景品として「エコ・アクション・ポイント1000ポイント分」を用意。ポイント・システムを利用し,来場者参加型のカーボンオフセット・イベントに仕立てている。

 地域型の取り組みでは,三井不動産が千葉県柏市で行っている「柏の葉キャンパスタウン」という都市開発プロジェクトと,エコ・アクション・ポイントを連動させている事例が面白い。

 まず,現在建設中の高層マンション1600戸すべてに「CO2削減ナビ」という電気・ガス・水道の使用量計測モニタを標準仕様として設置,使用量を“見える化”する。居住者がパソコンからマイページにアクセスすると,電気・ガス・水道の日々の使用量とそれぞれの費用(光熱費)を確認できるようにする(写真2)。省エネを促すため,マンションの中での使用量ランキングも表示する。さらに,前年同月と比べて使用量が削減できた場合には,CO2換算で1kgあたり1ポイントのエコ・アクション・ポイントが三井不動産から付与される。貢献を見えるようにするため,マイページには削減したCO2排出量とポイント残高も表示する。

 「温暖化対策という切り口で,製品カテゴリを超えて利用できる共通のポイント・システムは,世界でも初の試み。ぜひ成功させたい」と,斉藤環境大臣は強調。製品やサービスの企画担当者は,環境性能をアピールするためにエコ・アクション・ポイントを活用できないか,知恵を絞ってみるのもいいだろう。

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