りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の3行のインターネットバンキングのサービスで2008年10月13日から断続的に発生していたシステム障害が収まりつつある。同じシステムを利用する3行が週明け13日の午前9時、サービスを同時にリニューアルしていた。
インターネットバンキングを利用するには各銀行のホームページを経由する必要があるが、特に13日と14日の両日はそのホームページへアクセスしづらい状態が続いた。結果として、りそな銀行と埼玉りそな銀行の「りそなダイレクト」、近畿大阪銀行の「近畿大阪ダイレクト」の利用者に大きな影響が出た。
3行はインターネットバンキングだけでなくホームページもシステムを共有しているという。りそなグループと構築したベンダーはシステムを増強したり設定を変えるなどで対処。利用しにくい状態は16日午後1時の時点で解消している。ただし、「原因は究明している段階で、現時点で分かっていない」(りそなホールディングス広報担当)という。
「りそなダイレクト」「近畿大阪ダイレクト」は、セキュリティの強化やユーザーが情報を参照できる期間の延長などの機能を追加しリニューアルした。