写真●OTPGeneratorから携帯電話に発行したワンタイム・パスワードの例
写真●OTPGeneratorから携帯電話に発行したワンタイム・パスワードの例
[画像のクリックで拡大表示]

 10月15日から開催中のITpro Expoで,ファルコンシステムコンサルティングが携帯電話にワンタイム・パスワードを発行するソフトウエア製品「WisePoint OTPGenerator」をデモ展示している。

 OTPGeneratorは,あらかじめ登録しておいた携帯電話にワンタイム・パスワードを発行する(写真)。LinuxやWindowsのサーバーにインストールされたOTPGeneratorは,登録ユーザーから携帯電話でアクセスされたときに,ワンタイム・パスワードを発行。同時にユーザーがワンタイム・パスワードを利用してアクセスするサーバーに対して,ワンタイム・パスワードを通知する。これにより,ユーザーはワンタイム・パスワードでアクセス認証を受けられるようになる。

 OTPGeneratorがワンタイム・パスワードを発行するとき,ユーザーを認証する方法は4種類ある。(1)IDとパスワード,(2)携帯電話の端末製造番号,(3)絵文字を使った「イメージング・マトリックス」,(4)縦横に数字を並べたカードを使う「マトリックス・コード」――を利用できる。

 OTPGeneratorと連携してワンタイム・パスワードによるアクセス制御が可能なサーバーは,F5ネットワークスのSSL-VPN製品「FirePass」,日立電線の認証VLAN対応LANスイッチ「Apresia」,ファイアウォール製品「VPN-1」など13社の製品。OTPGeneratorの価格は1ユーザー当たり3000円である。