Web対応インスタント・メッセージング(IM)サービス「meebo」を手がける米meeboは,同社のプラットフォーム「Community IM」に関して11社のIMサービスと提携したことを米国時間2008年10月14日に発表した。

 Community IMは,ブログやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など,さまざまなWebサイトへのチャット機能統合を可能にする。ユーザーは,meebo.comで他のIMユーザーともチャットできるため,複数のIMサービスを統合した大規模なIMネットワークを利用できる。

 今回,Community IMの導入を表明したのは,米Bleacher Report,インドDhingana,米Fanpop,米Global Grind,米IBeatYou,米OrangeShark,米PerfSpot,UGAME.net,インドYaari,米Zinch,米Zorpia。

 meeboはすでに8社との提携を今年7月に明らかにしている。提携企業は今秋より,段階的にCommunity IMを実装する。まず映画サイトの「Flixster」が実装する予定。

 同社CEO兼共同設立者のSeth Sternberg氏によると,「Meeboは驚くべきスピードで普及している。今回の提携により,インターネット・ユーザーの7.6%が当社のサービスを利用可能になると米comScore Media Metrixは予測している」という。

 今年1月には,meeboのIMチャット・ルーム機能を外部Webサイトから利用するためのAPI「meebo rooms API」も公開している(既報)。