米Microsoftは米国時間2008年10月14日,新たな役職としてEducation Products Groupコーポレート・バイス・プレジデントを設け,L. Michael Golden氏を任命したと発表した。その使命は,技術の提供によってすべての人々が質の高い教育を受けられる環境を実現することである。

 Golden氏は,米ペンシルバニア州教育省の情報教育技術局で副長官を複数年経験した。直近では,教育関連の出版や情報サービスの大手Pearson Schoolでマーケティングおよび戦略立案担当上級バイス・プレジデントを務めた。

 同氏は今後,MicrosoftのUnlimited Potential GroupおよびEducation Product Groupコーポレート・バイス・プレジデントのAnoop Gupta氏の直属となり,同社の教育分野向けビジョンと戦略の遂行を指揮し,教育関連製品の開発とビジネス開拓,市場投入の促進を図る。

 米メディアの報道(CNET News)によると,Microsoftは以前から教育分野に注力しており,今年初頭には,世界中の教育機関にソフトウエアやトレーニングを提供する「Partners In Learning」プログラムに今後5年間で2億3550万ドルを投じる計画を発表している。すでにこれまでの5年間で,100カ国の9000万人が同プログラムを利用したという。