写真●Ubuntuの手軽さをデモで実演した日経Linuxの菅井記者
写真●Ubuntuの手軽さをデモで実演した日経Linuxの菅井記者
[画像のクリックで拡大表示]

 「ITpro EXPO 2008 Autumn」のメインシアターで,「Ubuntu(ウブントゥ)」の魅力を日経Linuxの菅井光浩記者(写真)が語った。Ubuntuは,最も手軽なLinuxディストリビューションとして知られている。シアターでは,パソコンへの導入方法を説明し,アプリケーションの導入をデモンストレーションして見せた。

 Ubuntuの導入方法は3通りある。(1)CD-ROMから起動する,(2)Windowsパーティションに導入する,(3)ハードディスク・ドライブに導入する,である。いずれの方法もウィザード画面が用意されており,数回のマウスクリックで完了する。「必要に応じてパーティションの変更なども自動的に実行されるため,CD-ROMを入れてパソコンを起動する以外,特に何も意識する必要がない」(菅井記者)。

 アプリケーションの導入は,Windowsよりも簡単だ。「Windowsの場合,フリーウエアなどをインストールするには,いったん実行ファイルをダウンロードし,それを実行する必要がある。Ubuntuは『アプリケーションの追加と削除』の画面上に表示されるアプリケーションをチェックして,ボタンを押すだけでインストールが完了する」(菅井記者)。デモでは,「Blinken」という記憶力を鍛えるゲームのインストールが数回のクリックだけで完了するところをやってみせた。

 Ubuntu用のアプリケーションは,2万5000種類程度あるという。