メインシアターの壇上に立った安井晴海副編集長
メインシアターの壇上に立った安井晴海副編集長
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 「展示だけでなく,たくさんの企画が用意されている。楽しんでいってほしい」。東京ビッグサイトで10月15日~17日に開催中の「ITpro EXPO 2008 Autumn」展示会の初日,メインシアターの壇上に立った安井晴海副編集長(写真)は,このように呼びかけた。

 ITpro EXPOは,日経BP社が主催するICT(Information and Communication Technology)の総合展示会。出展者による展示だけでなく,来場者が参加できる企画がいくつか用意されている。

 目玉の一つは,ICタグを使ったカーボンオフセットの取り組み。ITpro EXPOの入場パスにはICタグが埋め込まれている。入場の手続きをスムーズに行えるほか,ICタグ・リーダーを設置しているブースでは,来場者は名刺交換の必要がない。名刺の分だけ紙の消費を抑えるため,来場者1人当たり25.6グラムのCO2排出を削減する計算になるという。さらに,ICタグをリーダーにかざすたびにポイントがたまる仕組みになっている。「ポイントがたまると,会場内の抽選会場で抽選に参加できる」(安井副編集長)。

 会場の一角では,EXPO検定を実施している。検定を受けられるパソコンが用意されており,クラウド・コンピューティングやプロジェクトマネジメントなど,11分野の検定を実施している。「80点以上の高得点者には,毎日先着200人にITproオリジナル・グッズのプレゼントがある」(安井副編集長)。

 携帯電話を使った情報配信の仕組みも用意されている。「展示会場内では,ワンセグ放送の技術を使った映像配信を行っており,セミナーの実況中継やICT関連の特別番組,会場のニュースをワンセグで見ることができる。フォーラムに事前登録した人は,自分のスケジュールや会場の地図を携帯電話で参照することもできる」(安井副編集長)。