米マイクロソフトは2008年10月13日(米国時間)、次期Windowsの正式名称を「Windows 7」としたことを明らかにした。Windows製品事業を担当するマイク・ナッシュ コーポレート副社長が、自身のブログで表明したもの。開発コード名がそのまま正式名称となった。
ナッシュ氏によれば、Windowsの開発コード名を最終製品名に採用したのは今回が初めて。Windows 7を採用した理由をナッシュ氏は「シンプルさ(Simplicity)」と説明する。「Windowsの7代目に当たるので、この名称はぴったりだ」(同)。
これまでWindowsの製品名には、3.11のようなバージョン番号や98といった年、あるいはXPやVistaといった特別な名称を使ってきた。しかし「毎年Windowsの新バージョンを出荷しなくなっているため、年は意味をなさない」(ナッシュ氏)。同じくXPやVistaといった名称についても「当社が新しいWindowsで目指しているものを表現するためには妥当ではない」としている。XPやVistaで目指したものを「次世代のWindowsへ継承し、さらに投資を拡大していく」(同)。
Windows 7の登場は2010年ころの見込み。マイクロソフトは10月27日から開催する開発者会議「PDC 2008」で、Windows 7を初披露する。