ライブドアは10月10日、ブログ検索サービス「livedoorブログ検索」のアップデートを実施し、スパムブログのフィルタリング機能を強化した。スパムブログの約9割を排除できるようになったという。

 ブログサービス「livedoor Blog」の運用データにもとづくスパムフィルタ「スパムちゃんぷるー」と自社開発した数十種類のブログ検索用スパムフィルタを用い、スパムか否かの判定を行う。これらフィルタは学習機能を備えている。この対策により、類似記事や引用スパムを排除して、独自の観点/意見を持つブログ記事の検索が行えるという。

 同社が引用した総務省の調査結果によると、国内ブログ総数は約1690万サイトで、その12%がスパムブログという。スパムブログの増加でブログ用サーバーの負荷が高まると、ブロガーやブログ閲覧者に提供するサービスの品質が低下する。また有用なブログを検索する際の妨げにもなる。

 スパムプログは、アフィリエイトによる広告収入や特定サイトへの誘導を主目的とするブログ。特定のキーワードや、アフィリエイトリンクを大量に掲載している記事が多く、コンテンツとして内容が薄かったり意味不明だったりすることが多いという(関連記事)。

■関連情報
・ライブドアのWebサイト http://corp.livedoor.com/