マイクロソフトは10月10日、Webブラウザ向けアプリケーション実行環境の次版「Microsoft Silverlight 2」をベースとするリッチメディア広告配信サービスを発表した。次版のデジタル著作権管理(DRM)技術などを生かした(1)高画質素材の配信、(2)豊かな表現力、(3)著作権/肖像権管理が特徴という。

 MSNでSilverlight 2対応リッチメディア広告「MSNホーム Silverlight MOF(Mouse Over Floating)」「Silverlightタイアップ広告」の配信を11月中旬より順次開始する。ハイビジョン映像(720p:1280×720ピクセル)を配信できるほか、新機能「Deep Zoom」でなめらかな表示が可能。DRM技術により、動画素材の著作権/肖像権を守りながら安全に配信できるという。

 Silverlightは、メディア再生/リッチインタラクティブアプリケーション(RIA)表示用のWebブラウザプラグイン。WindowsだけでなくMac OS Xにも対応しており、Internet Explorer(IE)/Mozilla Firefox/Safariなど複数のWebブラウザで利用できる。次版はDRM技術を搭載するほか、開発環境の強化などを実施する(関連記事その1その2その3)。

■関連情報
・マイクロソフトのWebサイト http://www.microsoft.com/japan/