Silverlight 2の特徴は,(1)同社の次世代DRM(Digital Right Management)技術「PlayReady」をベースにしたSilverlight DRM,(2)巨大な画像を高速に操作できる「Deep Zoom」,(3)従来可能だったJavaScriptによる開発に加えて,Visual Basic,C#,IronRuby,IronPythonでの開発を可能にしたこと,(4)40以上の標準コントロール,テンプレートなどで開発を容易にしたこと,(5)Webサービスの利用を可能にしたこと━━,など。
マイクロソフトの大場章弘執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長(写真左から2番め)は,「SilverlightはWeb/Internet分野で戦略的に重要なテクノロジ」と述べ,Silverlightの導入に取り組む企業を紹介した。USENの高野輝次コンテンツ事業本部ブロードバンドコンテンツ部ゼネラルマネジャー兼GyaO事業本部メディア企画室(写真左)は「Silverlightを使えば複数の動画を同時に再生できる。カラオケ動画に広告を部分挿入するなどの新たな試みもしている」。エス・エス・ジェイの尾花俊孝商品企画部長(写真左から3番め)は「統合業務パッケージSuperStreamを5000社に使ってもらっているが,クライアント/サーバー型のWindowsアプリケーションで顧客には古い印象を持たれているし,Web対応を望む声も多い。Silverlight 2と.NET Framework 3.5を基盤にした製品を開発中」。アクセンチュアの土屋光司システムインテグレーション&テクノロジー本部インフラストラクチャコンサルティンググループパートナー(写真左から4番め)は「情報を瞬時に伝える経営コックピットで経営者の時間を節約するような例が最初に考えられるが,全社員が毎日使っている勤怠管理アプリケーションをもっと使いやすくすることで,企業のボトムラインにもインパクトがある」と語った。