Steelhead 1050/2050
Steelhead 1050/2050
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 リバーベッドテクノロジーは,WAN高速化装置「Steelheadアプライアンス」の新モデル「XX50シリーズ」全10機種を,2008年9月2日に出荷した。ハードウエア・プラットフォームを刷新した新モデル群となり,既存モデル「XX20シリーズ」を補完する。価格は,約90万円程度から。開発会社は,米Riverbed Technorogy。

 Steelheadは,WANで接続した遠隔拠点を構内LAN並みの体感性能で使えるようにする。ファイル共有プロトコル(CIFS/NFS)の高速化だけでなく,TCP通信全般の高速化,データ・キャッシュ,Exchange ServerやSQL Serverなどアプリケーション特性に応じたラウンド・トリップの抑制,といった機能で構成する。

 今回出荷した新モデル「XX50シリーズ」は,既存モデル「XX20シリーズ」の製品ラインアップを補完する新モデルである。ハードウエア・プラットフォームを刷新し,XX20シリーズと比較して,主にTCP接続数やディスク容量を増大させている。高さ1Uのラックマウントまたは高さ1Uの小型きょう体を採用。以下の全10機種で構成する。「250-L」「250-M」「250-H」「550-M」「550-H」「1050-L」「1050-M」「1050-H」「2050-M」「2050-H」。

 性能の分布は,最下位の250-Lが1Mビット/秒で30同時TCP接続。最上位の2050-Hが45Mビット/秒で6000同時TCP接続。既存のXX20シリーズのエントリ機種からミッドレンジをカバーする。