NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2008年10月9日,携帯電話機に各種ポイントカードや会員証を集約するシステム「ぎゃざポ」(仮称)を開発したと発表した(発表資料)。「ぎゃざポ」は,NTT Comが開発したアプリケーション技術「Key-Shuttle」を利用して,携帯電話機に複数のポイントカードおよび会員証を安全かつ効率的に収容するシステムである。偽造・変造などが困難なため,既存のポイントカードや会員証の代替として安心して利用できるという。店舗ごとに別のアプリケーションをダウンロードする必要はない。
 
 さらにNTT Comは同日に,ビックカメラやノジマ,ランシステムと共同で,「ぎゃざポ」の実証実験について検討を開始すると発表した。2009年2月をメドに実証実験を開始する。今回の実験では「ぎゃざポ」の活用により,店頭でのポイント対応による集客効果などを測定する。システムを設置する店舗は「ビックカメラ有楽町店」など3店である。実験実施期間は2009年2月~6月を予定する。実証実験で利用できる携帯電話機はNTTドコモの端末である(一部の対応機種に限る)。NTTドコモ以外の携帯電話事業者の端末などへの対応に関しては,「今後検討予定」としている。