ノルウェーのOpera Softwareは現地時間2008年10月8日,最新版Webブラウザ「Opera 9.6」を公開した。処理速度の高速化,メール機能の改善,同期サービス「Opera Link」対応の強化を実施したほか,RSSフィードのプレビュー機能を搭載している。同社のWebサイトからLinux/Mac OS X/Windows版を無償でダウンロードできる。

 最新版は,旧版の「Opera 9.5」に比べ応答性が向上し,Webページ読み込みにかかる時間が短くなったという。内蔵メール・クライアント「Opera Mail」に低速回線モードを追加し,通信帯域の限られるネットワーク環境でメール取得の高速化を図った。重要なメールとそうでないメールを簡単に分類できる機能も採用した。

 よく使うWebページを登録しておく「Speed Dial」の設定内容やブックマークなどをオンライン管理できる無料サービスOpera Linkに,お気に入りの検索エンジンとWebブラウザの閲覧履歴を保存できるようにした。RSSフィード・プレビュー機能を利用すると,フィードの内容を実際に購読したりブックマークしたりする前に確認できる。

 新たにインドネシア/ヒンディー/タミル/テルグ/ウクライナ/エストニア語版を用意し,38言語以上に対応した。

[発表資料(Opera 9.6)] [発表資料(インドネシア語対応)] [発表資料(ヒンディー/タミル/テルグ語対応)]