写真●BlackBerry Storm
写真●BlackBerry Storm
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 カナダのResearch in Motion(RIM)は米国時間2008年10月8日,タッチスクリーンを搭載した新型スマートフォン「BlackBerry Storm」を発表した。今秋リリースする予定で,米国では米Verizon Wirelessを通じて提供する。欧州,インド,オーストラリア,ニュージーランドでは英Vodafoneから販売する。

 Stormは,「ClickThrough」と呼ぶ技術を用いたクリッカブル・タッチスクリーンを「世界で初めて」(同社)搭載した。画面を押すと表面がわずかに押し下げられ,マウスでクリックしたときのような手応えをかすかに感じることができるという。マルチタッチ,タップ,スライドといった,タッチスクリーンUIに対応しているため,ハイライト,スクロール,拡大,パンといった操作を直感的に行える。

 3.25インチのタッチスクリーンは,480×360ピクセルの解像度を持ち,周りの明るさに合わせて自動的にバックライトを調節する。加速度センサーを内蔵し,本体の回転に合わせて画面が縦向きと横向きに切り替わる。横向きではQWERTY配列のキーボードを,縦向きでは自動入力機能を備えた「SureType」仮想キーボードを利用可能。

 外寸は112.5×62.2×13.9mm,重さは155グラムで,320万画素のカメラを搭載する。GPS内蔵により,位置情報ベースのアプリケーションやサービスも利用できる。1Gバイトのメモリーを備えるほか,microSD/SDHDスロットにより最大16Gバイトまで拡張可能。メディア・プレーヤを使って動画やスライドショーも楽しめる。電子メールに加え,SMSやMMSに対応しており,社内データへのアクセスも可能。バッテリの駆動時間は連続通話で約6時間,待ち受けで15日間。

 対応ネットワークはUMTS/HSPA,クアッドバンドのGSM/GPRS,デュアルバンドのEV-DO Rev. A/CDMAとなる。

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