楽天は10月6日、同社グループWebサイト用会員ID決済機能を外部サイトに提供した。これにより、他社の通信販売(EC)サイトでも、「楽天市場」などの会員IDを使った決済が行える。外部サービスへの決済機能提供で、会員IDを介して結びつく「楽天“準”経済圏」を構築できるとしている。

 決済機能提供サービスの名称は「楽天あんしん支払いサービス」。同サービスの「楽天お支払い」ボタンを設置したECサイトでは、楽天会員IDで商品の購入代金などを決済できる。

 ECサイト側は、決済処理を楽天に任せられ、同時に「楽天スーパーポイント」の付与/利用で購買意欲の促進が見込める。また楽天会員は、新たに会員登録をすることなく楽天グループ外のECサイトで買い物ができるため、個人情報の流出を心配しなくて済むという。

 第一弾の提携サービスとして、USENの音楽配信サイト「OnGen」などが同サービスの利用を始める。

■関連情報
・楽天のWebサイト http://www.rakuten.co.jp/