2008年10月3日から4日にかけて開催されたオープンソースカンファレンス2008 Tokyo Fallで,IT勉強会が集まるセッションが開催された。「日本では全国津々浦々,IT勉強会が日々開催されている」(司会でカーネル読書会主催のよしおかひろたか氏)。
4日に行われた「勉強会大集合」と題したセッションでは,カーネル読書会,わんくま同盟 勉強会,Java-ja,1000 Speakers,Geeklog Japanese,東京エリアDebian勉強会,小江戸らぐ,Cobalt Users Group,shibuya.pm,CMS Night,Ruby勉強会@札幌,Rails勉強会@東京,Seaser Foundation,と12の勉強会から発表者が登壇。活動の紹介を行い,勉強会をうまく運営していくためのノウハウについて情報交換した。
勉強会のスケジュール情報が集まる「IT勉強会カレンダー」には,毎日全国で数件,多い日には十件を超える勉強会情報が登録されている。「空前の勉強会ブーム」(よしおか氏)。
セッションでは,楽しさや,技術の向上,人脈の広がりといった勉強会のメリットと,会場確保やメンバーの固定化などの悩みなどが話合われた。例えば「1000 Speakers」は,気軽に発表ができるよう小規模な集まりを開催することで,発表に慣れていない人1000人に発表デビューする機会を提供することを目的としている。
この日カンファレンスの成果として,勉強会同士が情報交換するためのグループ「MetaCons」がGoogle Groupに開設された。セッションの発表資料もここで公開されている。