地域WiMAX(固定系地域バンドを使用する無線局)に関係する団体、事業者、有識者は、地域WiMAXの健全な発展に資することを目的とした「地域WiMAX推進協議会」(代表:土居範久中央大学理工学部教授)が10月16日に発足する見通しだ。

 協議会では、ネットワーク接続技術、干渉回避技術などを検討する技術部会と、デジタルデバイド解消方法などを検討する普及促進部会を置き、課題解決に向けて活動を行う。

 協議会の設立準備会事務局(社団法人電波産業会内に設置)では現在、メーカー、通信事業者、 学識経験者、地方公共団体、関係機関などを対象に協議会への参加者を募集している。申し込み締切日は10月8日。

 地域WiMAXとは、2.5GHz帯の10MHz幅を利用して地域内で通信サービスを提供する仕組みで、今年制度化された。地域の特性、ニーズに応じたブロードバンドサービスを提供することによるデジタルデバイドの解消、地域の公共サービスの向上などを目的とする無線局で、当面はWiMAX方式を対象としている。

[発表資料]