アーティストや消費者のデジタル権利保護団体Digital Freedom Campaignは米国時間2008年10月2日,メディア改革と通信全般のユニバーサル・アクセス普及を目指す無党派団体Free Pressと提携したと発表した。

 両団体は今後,政策立案者をはじめ,コンテンツ作成やコンテンツ関連技術を手がける企業に共同で働きかけ,デジタル時代の著作権改革を推進するとしている。具体的にはアーティストに対する公正な報酬,情報の自由な流れと知的財産権の適正な保護,消費者と技術革新者の対等な保護などを目指す。

 Digital Freedom Campaign広報担当のMaura Corbett氏は,「両団体とも,インターネットでコンテンツのフィルタリングや監視,コントロールをすべきでないという点で見解が一致している。政府は特定の業界,技術,ビジネス・モデルを保護すべきではない」と述べた。

 また,Free Pressポリシー担当ディレクタのBen Scott氏は,「ユーザーは,インターネットで配布されている合法のコンテンツやアプリケーションを自由に利用する権利を保障されるべきだ。オンラインの革新は,何者からも制約を受けない自由市場を保護できるかどうかにかかっている」と述べた。