米eBay傘下のルクセンブルクSkypeは現地時間2008年10月1日,Windows用IP電話ソフトウエアの次版「Skype 4.0 for Windows」のベータ2版を公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

 6月公開のベータ1版でユーザー・インタフェース(UI)を一新したところ,ベータ・ユーザーの7割が新たな大サイズ・デスクトップを支持し,3割が従来のUIを好むことが分かったという。これを受け,ベータ2版は新旧UIをユーザーが選べるようにした(関連記事:「Skype 4.0」のベータ1版を公開,UIを一新)。また,コンタクト・リストを管理するための初期設定カテゴリと,「Contacts」タブから「Categories」を選ぶためのドロップ・ダウン・メニューを設けた。

 不在中のメッセージ受信/通話着信を見落としにくくするため,通知方法を見直した。チャット/通話中にコンタクト情報を表示できる新たな機能を搭載し,各種画面のサイズ変更も行えるようにした。

 ベータ2版はプレリリース版で,現行の「Skype 3.8 for Windows」に搭載している機能の一部がまだ実装されていない。またテスト目的のバージョンであることから,同社は重要な通話などに使わないよう呼びかけている。

 米メディア(CNET News.com)によると同社は,Skype 4.0 for Windowsの正式版をリリースする前にベータ3版を公開する計画という。

 またSkypeは10月1日,Skype 3.8 for Windowsに機能追加やバグ修正を施したアップデート版「version 3.8.0.180」の提供を開始した。米LogitechのWebカメラ「Vision Pro」やMotion JPEG形式(M-JPEG)ビデオに対応し,「Firefox」「Internet Explorer(IE)」用プラグインの更新などを行った。

[SkypeのJim Courtney氏によるブログ投稿記事(Skype 4.0)] [同(Skype 4.0)] [同(Skype 3.8アップデート版)]