米Microsoftは米国時間2008年10月1日,インターネット検索サービス「Live Search」の利用促進策として,商品と交換可能なポイントを付与するプログラム「SearchPeraks」を開始した。料金は無料だが,「Internet Explorer(IE)」バージョン6.0以上からLive Searchを使った検索操作のみが対象。2009年4月15日まで実施する。プログラムへの参加申し込みはWebサイトで2008年末まで受け付ける。

 参加者がソフトウエア「Perk Counter」をダウンロードしてIEのツールバーに組み込むと,検索回数に応じて「ticket」(チケット)と呼ぶポイントを集められる。Perk Counterのダウンロード/組み込みで500チケット分のボーナス・ポイントを獲得し,その後1日当たり最大25チケットを貯めることができる。チケットと交換可能な商品は,5曲分の音楽ダウンロード権(525チケット),1000マイル分の航空会社マイレージ(1800チケット),ゲーム機「Xbox」(5500チケット)など。

 同社はポイント・プログラムを実施することで,検索市場におけるLive Searchのシェア拡大を図る(関連記事:6月の米国検索市場,首位Googleが2位以下との差を広げシェア70%に迫る5月の米検索エンジン市場はGoogleが続伸,Yahoo!が若干シェアを回復)。同社はLive Searchの利用を促進する目的で,Live Search経由の商品購入者に現金を払い戻すキャッシュバック・プログラム「Live Search cashback」も運営している(関連記事:Microsoft,「Live Search」利用者を対象にキャッシュバック・プログラムを開始)。

 米メディア(CNET News.com)によると,現時点でSearchPeraksの対応OSはWindowsのみだが,MicrosoftはほかのOSやIE以外のWebブラウザにも対象を広げる可能性があるという。

 別の米メディア(InfoWorld)は,SearchPeraksに参加できるのは先着100万人と報じている。

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