画面●LogAuditor Enterprise 物理セキュリティー 統合サーバスイートの画面例
画面●LogAuditor Enterprise 物理セキュリティー 統合サーバスイートの画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱電機インフォメーションテクノロジー(MDIT)は10月2日,防犯カメラの画像と入退出のログを一元管理できるログ解析ツール「LogAuditor Enterprise 物理セキュリティー 統合サーバスイート」を発表した。入室や退室といったイベントが発生した時の防犯カメラの画像をひも付けて管理しているので(画面),情報漏洩やデータ改ざんなどがあった場合,画像から犯人を特定できる。価格は1260万円から。10月17日から販売する。

 この製品の基本機能はPCやデータベースのログを収集して分析すること。そうした基本機能に加えて,防犯カメラの画像と入退室管理装置のログを一元管理できるようにした。ログと画像のひも付けは時刻を基に行う。具体的には,同製品が入退室管理装置のログを受け取ると,そのログが発生した時刻の前後の画像データを抜き出して一緒に保存する。MDITの石川雅朗氏(第一事業本部 データセントリック技術部 次長)は,「カメラ画像や入退室ログ,PC操作ログはそれぞれ別々のシステムで管理されていることが多い。そのため,情報漏洩があった際にログを手作業で突き合わせており,時間がかかっていた。そうした課題を解決したかった」と開発の意図をこのように語る。

 同製品が管理できる防犯カメラ・システムは「ネカ録2.0」。入退室管理装置は「MELSAFETYシリーズ」である。今後も管理対象にできる防犯カメラ・システムや入退室管理装置を増やす予定だという。