米IBM,英ARM,シンガポールChartered Semiconductor Manufacturing,韓国Samsung Electronicsの4社は米国時間2008年9月29日,高誘電率絶縁膜/金属ゲート電極(HKMG:high-k/metal gate)技術に基づく32nmルールと28nmルールのシステム・オン・チップ(SoC)設計プラットフォームの開発で協力すると発表した。

 HKMG技術は,モバイル端末,ポータブル機器,家電機器といった組み込み分野をターゲットとするもの。複数年の協業を通じて,ARMがロジック,メモリー,インタフェース製品などの設計プラットフォームを開発してライセンス供与し,IBMの「Common Platform」技術アライアンス,Chartered,Samsungがこれらを顧客に提供する。

 またARMは,HKMGに基づく32nm/28nm技術を使って最適な消費電力と性能の実現を目指すほか,自社のプロセサ「Cortex」シリーズへの応用に取り組む。