オンライン自動車販売の米Autobytelは米国時間2008年9月26日,昨年から実施している全社規模のコスト削減策の一環として,全社員の約35%にあたる75人の従業員削減を実施したと発表した。

 同社によると,今回の従業員縮小などを含め年間約1000万ドルの経費削減を目指す。退職金やその他の従業員関連費用として,総額約220万ドルを2008年の第3~4四半期に計上する予定。

 また同社は,フィナンシャル・アドバイザーとして契約している米RBC Capital Marketsとともに,Autobytelの株主価値を最大限向上させるための戦略を模索/評価していくという。これには一部資産の売却や,企業買収,戦略的な提携などの選択肢が含まれている。

 同社CEOのJim Riesenbach氏は「これほど大規模な改革を実施するのは容易ではない。しかし,キャッシュ・フローを赤字から黒字に転換し,利益を上げるためには,こうした処置が必要だ」と述べている。

 米メディア(CNET News)によると,今回の報道を受けて,Autobytelの株価は9月26日の早朝取引で6%上昇し,1ドル6セントを付けた。

[発表資料へ]