米eBay傘下のルクセンブルクSkypeとオープンソースVoIP技術を手がける米Digiumは米国時間2008年9月25日,Linux向けオープンソースIP-PBXソフトウエア「Asterisk」をIP電話システム「Skype」の通話に対応させるアドオン「Skype For Asterisk」(ベータ版)の提供を開始した。ベータ試験は,Asteriskユーザー/開発者/インテグレータを対象に参加者数限定で実施し,DigiumのWebサイトで参加申し込みを受け付ける。

 Skype For Asteriskは,AsteriskにSkypeの各種機能を付加するアドオン・チャネル・ドライバ・モジュール。Asterisk環境内の電話で,Skype通話の発信/受信/転送を行えるようにする。既存ハードウエアを更新する必要はない。

 Asteriskの経路制御,電話会議,電話メニュー,ボイスメールといった機能でSkype通話を管理することも可能。

 Asteriskは,Linux上でPBX(構内電話交換機)の機能を実現するオープンソース・ソフトウエア。ソフトウエア単体だけでなく,PBXアプライアンスの形態でも入手できる(関連記事:無料PBXソフト「アスタリスク」入門Asteriskを使う)。

[発表資料へ]