米Dellは米国時間2008年9月24日,今後12カ月で新しいノート・パソコン全機種が液晶ディスプレイにLED(発光ダイオード)バックライトを採用する予定だと発表した。

 LED技術への移行により,製造時に水銀が不要となるほか,再生利用しやすくなる。また,従来の冷陰極管(CCFL)バックライトに比べ消費電力が低く,15インチ液晶パネルでは約43%低減できるという。

 2008年12月15日から,企業向けノート・パソコンのLatitude Eシリーズで3分の2の機種がLEDバックライトを標準搭載するようになる。また,モバイル・ワークステーションのPrecision M2400と同M4400でもLEDバックライトが標準となる。

 2009年末までに販売するノート・パソコンの80%がLEDバックライトを標準搭載し,2010年にはこの割合が100%に達すると見込んでいる。