米Red Hatは米国時間2008年9月24日に,2009会計年度第2四半期(2008年6~8月期)の決算を発表した。売上高は1億6440万ドルで,前年同期と比べ29%増,前期比では5%増加した。純利益は2110万ドル(希薄化後の1株当たり利益は10セント)で,前年同期の1820万ドル(同9セント)から増益となった。

 株式報酬や税金などの費用を調整した非GAAP(会計原則)ベースの純利益は4320万ドル(希薄化後の1株当たり利益は20セント)。同条件における前年同期の純利益は,3690万ドル(同17セント)だった。

 サブスクリプション契約による売上高は1億3570万ドルで,前年同期比24%増,前期比4%増となった。営業によるキャッシュフローは5430万ドルで,前年同期の4920万ドルから増加したものの,前期の6340万ドルを下回った。

 前受収益は4億9690万ドルで,前年同期比32%増,前期比1%増。現金や投資残高の合計は14億ドルだった。

 同社社長兼CEOのJim Whitehurst氏は,「第2四半期も企業向けのRed Hat Enterprise Linuxを中心に仮想化技術の提供に注力した。今後もパソコンからサーバーまで,包括的な仮想化ソリューションの提供を目指す」とコメントした。