米Appleは同社の小型USB電源アダプタに不具合が見つかったため無償回収を行うことを,米国時間2008年9月19日に発表した。一定の条件下では,金属性の差し込みプラグが破損してコンセント内に残ってしまい,感電事故につながる恐れがあるという。

 同社によれば,わずかな件数のプラグ破損の連絡を受け取っているものの,現時点でけがの報告は無い。

 問題のアダプタは,米国,日本,カナダ,メキシコ,およびコロンビア,エクアドル,エルサルバドル,グアテマラ,ホンジュラス,ペルーで販売した携帯電話「iPhone」と「iPhone 3G」に付属,もしくは単体でアクセサリ部品として販売していた。また,アルゼンチン,チリ,コスタリカ,パナマでは単体販売のみ行っていた。

 これらの国々で購入したユーザーに対しては,無償でアダプタの交換に応じる。ただし,コンセントに面する部分にグリーンの点があるアダプタは,すでに不具合を解消しているので,交換する必要はない。上記以外の国で購入したアダプタは,回収の対象に含まれない。

 各地域の直営店(Apple Store)または,Webサイトを通じて,10月10日より交換プログラムを開始する。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]