米Palmは米国時間2008年9月18日,2009会計年度第1四半期(2008年6~8月期)の決算を発表した。売上高は3億6690万ドルで,前年同期の3億6080万ドルから微増。スマートフォンの売上高は3億3380万ドルで前年同期比10%増,販売台数は102万9000台で同49%増だった。

 純損失は4190万ドル(希薄化後の1株当たり損失は0.39ドル)で,前年同期の純損失80万ドル(同0.01ドル)から赤字幅が拡大した。これは,株式報酬費用700万ドル,無形固定資産の償却費用90万ドル,特許取得に関連した払戻金150万ドルなどを含む。

 非GAAPベースの場合,純損失は1280万ドル,希薄化後の1株当たり損失は0.12ドルとなる。前年同期は純利益970万ドル(同0.09ドル)を計上していた。

 米メディア(New York Times)によると,アナリストは売上高3億2520万ドル,非GAAPベースの純損失18セントを見込んでいた。

 Palm社長兼CEOのEd Colligan氏は,「当社は大きな転換期のさなかにあるが,新製品の投入や優秀な人材の雇用,新たなプラットフォームへの取り組みなどを通じて,業績にやや弾みがついたことを嬉しく思う」とコメントした。