インターネット動画配信サービスを手がける米Joostは2008年9月18日(現時時間),自社サービス「Joost」の使い勝手を大幅に改善したと発表した。これまで専用のアプリケーションからしか視聴できなかった点を改め,プラグインソフトを使いWebブラウザー画面内で直接動画を視聴できるようにした。また,現在3万5000本ある動画作品から好みのものを素早く探し出せるように,動画を「Shows」と「Music」,「Film」の三つのカテゴリーに分類し,その下に「Animation」などのサブジャンルを設定した(Joostの開発者ブログ:英語)。

 さらに,ソーシャル機能も強化した。利用者が視聴した作品は「my Joost Feed」に登録され,このフィードを知人に送信できるようになった。作品のフィードには自分のコメントを付けて送信することも可能である。

 Joostは,10月にも大規模な変更を予定しているという。一つはプラグインソフトの機能強化で,現在テスト中の「premium version」のプラグインでは,HDTVコンテンツとライブ中継の再生をサポートする。さらにソーシャル機能を強化した「standard」と呼ばれるサービスも,10月に開始予定である。Joost standardはFlash Playerを利用するため,プラグインソフトなどをダウンロードせずに動画を視聴できるようになる。