米Amazon.comは米国時間2008年9月18日,オンライン・ストレージ・サービス「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」 をベースにしたコンテンツ配信向けサービスを年内に開始すると発表した。現段階で,正式な名称は未定。

 新サービスは,登録料やボリューム契約などは不要で,従量課金制を採用する。開発者や企業が,遅延を抑えた高速データ伝送でコンテンツ配信をできるようにする。

 配信するための具体的な手順は,まずAmazon S3にコンテンツを保存してから,公開可能にするためのマークを付ける。それからAPIをコールするとドメイン名が返されるので,それをWebページやアプリケーションに組み込むことで,インターネット・ユーザーに向けてコンテンツを公開できるようになる。インターネット・ユーザーがリクエストを送ると,最も近いエッジ・サーバーを特定し,高速でコンテンツを配信する。

 サービス開始の詳細に関する情報は,同社Webサイトに電子メール・アドレスなどを登録しておけば受け取れる。

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