カカクコムは9月17日、価格比較サイト「価格.com」におけるコンシューマの行動を可視化して提供するASP型サービス「価格.com Trend Search」(ベータ版)を開始した。購入前の商品比較行動が分析できるため、商品開発やマーケティング戦略の参考に使えるとしている。
価格.comに蓄積したユーザーの各種データを可視化し、自社およびライバル会社の傾向分析などに役立ててもらう。商品購入が必須のPOSデータと異なり、比較検討段階の行動を把握できる。よりコンシューマに適した戦略の立案と実行が可能になるという。
ユーザーのアクセス情報を製品/メーカー/カテゴリ別などの切り口で表示する。価格.comの掲示板に書き込まれるクチコミと国内のブログ記事を解析することで、自社製品/ブランドに対するクチコミ量推移、クチコミ投稿ユーザーの属性/感情、頻出するキーワード、よく言及される商品などを抽出し、コンシューマの声の可視化も図る。クチコミの内容や量が急激に変化した際には警告を出し、即時性が求められるマーケティングやリスク管理業務を支援する。
クチコミ解析は、きざしカンパニーの検索エンジン「kizasiサーチエンジン」(関連記事)を使って行う。
■関連情報
・カカクコムのWebサイト http://kakaku.com/
・きざしカンパニーのWebサイト http://biz.kizasi.jp/