米IBMは米国時間2008年9月17日,ソーシャル・ネットワーク関連ソフトウエア(ソーシャル・ソフトウエア)の研究所「IBM Center for Social Software」を開設すると発表した。同社の研究者がパートナー/顧客企業,大学の教員/学生の協力を得て,研究/開発/試験に取り組む。

 同研究所では,新たなコラボレーション用の環境を構築し,ソーシャル・ソフトウエアに関する問題の研究,新しいビジネス・モデルと次世代Web 2.0アプリケーションの開発/選定を行う。ソーシャル・ネットワークにおけるクチコミの広まり方や,ユーザーの行動,文化面の相違なども研究対象とする。

 政府や教育機関,関連業界の企業,ベンチャー・キャピタルと協力して活動を支援していく。研究所はマサチューセッツ州ケンブリッジに置く。

 同社は,同研究所の活動に初めて参加する企業として米Dow Jonesと,米Thomson Reutersのヘルスケア事業を挙げている。

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