米Googleは米国時間2008年9月17日，モバイル向け地域検索／地図検索アプリケーション「Google Maps for Mobile」の新版を発表した。パソコン向け「Google Maps」で提供している「Street View」機能が携帯電話から利用できるようになった。
Street Viewは，道路上から周りの風景を眺める感覚で街路の様子を表示する機能。Google Maps for Mobileの地図上でStreet Viewボタンをクリックするほか，検索で見つけた店などの住所情報からもStreet View表示ができる。
新版では，目的地に徒歩で行く場合の道順や時間を提示する「Walking Directions」機能も利用できるようにした。
検索したレストランや店舗などのレビューにアクセスできるほか，検索速度や位置特定精度の向上も図ったという。
Google Maps for Mobileの新版は現在，「BlackBerry」携帯電話あるいはJava対応機種で利用可能。携帯電話から専用サイト（m.google.com/maps）にアクセスしてダウンロードできる。
なお，Googleは5月に開催した開発者向け会議「Google I/O」で，携帯機器向けのソフトウエア基盤「Android」を搭載した試作機を使ってStreet Viewのデモを行っている（関連記事：【Google I/O】Android上の「ストリートビュー」を人の動きと連動，グーグルが開発者会議で実演）。米メディア各社の報道（New York Times，CNET News.comなど）によると，最初のAndroid携帯電話はT-Mobileが9月23日に発表する見込み。
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