ソニーは2008年9月17日,同社の液晶テレビ「ブラビア」でインターネット上の最新情報を閲覧できる機能「アプリキャスト」用のプログラム「アプリ」を開発するための「個人向けソフトウェア開発ツール」を一般向けに公開した。また,個人向けソフトウェア開発ツールの公開に合わせて「テレビウィジェットコンテスト」を開催し,ユニークな発想に基づく“アプリ”の募集も開始した(発表資料),(アプリキャスト個人開発アプリサイト)。

 ソニーは,これまで法人向けに限定して公開していたソフトウェア開発ツールを新たに個人向けにも公開することで,個人開発者のユニークな発想に基づくアプリや,全く新しいネットワークの楽しみ方が生まれることを期待しているという。ソニーは今後も,ネットワークを介したさまざまなコンテンツを楽しむためのプラットフォームとして,「ブラビア」のハードウェアおよび各種機能を充実させていく方針である。

 なお,アプリキャスト個人向けSDKの内容は以下の通り。「アプリキャスト」エミュレータ,「アプリキャスト」開発ガイド,AppliCast JavaScript API Specification,AppliCast Layout XML Specification,サンプルアプリから構成する。テレビウィジェットコンテストの応募期間は,2008年9月17日~2009年1月8日。結果発表は2009年2月中旬を予定する。賞品としては, 液晶テレビ「ブラビア」,「ブルーレイディスクレコーダー」などを用意する。