米VMwareは米国時間2008年9月16日,Macintosh用仮想化ソフトウエアの新版「VMware Fusion 2.0」の提供を開始した。新版は,自動的に仮想マシンのスナップショットを作成するなど,100種類以上の新機能と機能強化を加えており,Mac上でより安全にWindowsを利用できるようになったという。

 VMware Fusionは,MacファイルをWindowsアプリケーションで開いたり,WindowsとMac間でデータやフォルダを共有できるなど,OS X上でWindowsアプリケーションをネイティブ・アプリケーションのように動作させる機能を提供する。新版は,これらの機能を強化したほか,Wndowsアプリケーションを複数のディスプレイ間で利用したり,MacのキーボードのキーストロークをWindowsアプリケーション用に割り当てる機能などを追加した。

 このほかにも,複数のスナップショットをサポートし,仮想マシンに最大4つの仮想CPUを追加できるようになった。また,仮想マシンとしてサーバーOSの「Mac OS X Leopard Server」をサポートするようになった。

 VMware Fusion 2は,VMwareのオンライン・ストアのほか,Apple StoreAmazon.comから発売中。近日中に, Appleやそのほかの認定販売店からも販売を開始する予定。価格は79.99ドル。旧バージョンのユーザーは無償でアップグレードできる。

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