データ・ウエアハウス開発の新興企業であるカナダInfobrightは現地時間2008年9月15日,シリーズC投資(3回目の投資ラウンド)において,米Sun Microsystemsをはじめ,米Flybridge Capital Partners,カナダRBC Venture Partnersから合計1000万ドルの資金を調達したと発表した。

 Infobrightは,今回調達した新たな資金を,同日リリースしたオープンソースのデータ・ウエアハウス・ソフト「Infobright Community Edition(ICE)」と,併せて立ち上げたオープンソース・コミュニティ「Infobright.org」の推進のために活用する。

 ICEは,大企業向けに販売しているデータ・ウエアハウス・ソフト「Infobright Enterprise Edition(IEE)」のオープンソース版。Sunのデータベース管理ソフト「MySQL」と連携し,500Gバイトから30Tバイトのデータ容量に対応する。www.infobright.orgから無償でダウンロードできる。

 FlybridgeとRBCは以前から出資しているが,Sunは今回が初めての投資となる。SunとInfobrightは,MySQLとデータ・ウエアハウス・エンジンを組み合わせた販売に関して,すでに提携関係にある。