SNS運営の米LinkedInは米国時間2008年9月15日,登録ユーザーのプロフィールに応じたセグメント広告を提携サイトに掲載する広告ネットワーク「LinkedIn Audience Network」を開始すると発表した。

 LinkedInの登録ユーザーが提携サイトを閲覧すると,勤務先の規模,業種,役職,性別など,LinkedInに登録しているプロフィールに応じたセグメント広告が表示される。登録ユーザー本人を識別できる個人情報は,提携サイトや広告主には開示されない。またオプトアウト機能を用意しており,広告ネットワークの利用を希望しないユーザーは解除が可能。

 広告主は,企業幹部,中小企業経営者,IT担当者など,特定のセグメントのみを対象とした広告を出稿できる。また,独自のセグメントを定義することも可能。米メディア(TechCrunch)によると,LinkedInの登録ユーザーかどうかの識別やセグメントの判断にはクッキーを用いる。

 LinkedInは2003年に開始されたSNSサービスで,ビジネス利用に特化している点が特徴(関連記事:シリコンバレーでは常識,850万人が使うビジネス特化SNS「Linkedin」)。現在の登録ユーザー数は約2700万人。

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