写真●日本語入力の連文節変換にも対応<br>左が従来のiPhone上での日本語入力。右がiPhone version 2.1の日本語入力。
写真●日本語入力の連文節変換にも対応
左が従来のiPhone上での日本語入力。右がiPhone version 2.1の日本語入力。
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 アップルはiPhone 3Gのバッテリー寿命を伸ばし,日本語の連文節変換にも対応したファームウエア「iPhone version 2.1」の配布を開始した。iTunes 8をインストールしたパソコンに接続することで無料アップデートできる。iPod Touch向けのファームウエアは1200円でダウンロード販売している。

 同社が示すアップデートの説明によると,ほとんどのユーザーに向けてバッテリー寿命が劇的に向上するという。エラー発生の頻度も下げたとしており,他社製アプリケーションが多数インストールされている場合にハングアップする問題も修正した。アプリケーションのインストールやiTunesへのバックアップ時間も短縮した。

 日本語入力の連文節変換にも対応した(写真)。従来は「本日の」「会議は」「2時から」「です。」などと,1文節ごとに漢字変換を確定する操作が必要だったが,連文節変換の対応によって入力操作の手間が減った。

 このほか,3G信号強度表示の正確性を向上させたほか,SMSの動作,アドレスデータの読み込みや検索速度を改善した。パスコード入力で10回失敗するとデータを消去するオプション機能や,iTunes 8の推奨する音楽を表示する機能「Genius」も追加した。