写真1●日本Androidの会の会長に就任した早稲田大学大学院客員教授の丸山不二夫氏
写真1●日本Androidの会の会長に就任した早稲田大学大学院客員教授の丸山不二夫氏
[画像のクリックで拡大表示]

 非営利団体の「Android勉強会」は2008年9月12日,Androidの普及啓蒙を目指す「日本Androidの会」を結成し,同時に記者会見を開いた。Androidは米グーグルが開発し,無償かつオープンで提供する携帯電話のプラットフォーム。携帯電話を開発するために必要なミドルウエアやアプリケーション実行環境,ソフトウエア開発環境などを含む。

 日本Androidの会の狙いは,日本の携帯電話メーカー,組み込み機器メーカー,コンテンツ・ベンダーなどがAndroidに対応していくのを支援すること。発足時には「勉強会」,「Android-SDK」,「マッシュアップ」,「コンテンツ」,「組み込み」,「プラットフォーム/プロファイル」,「DalvikVM」,「Market Place」,「ビジネス」の9個のワーキング・グループに分かれて,活動していく。

 日本Androidの会の会長に就任した早稲田大学大学院客員教授の丸山不二夫氏は「オープンなプラットフォームであるAndroidを利用することで,日本の中で閉じているコンテンツや組み込み機器,ITサービスが世界に出るチャンスが広がる。会の活動を通じて裾野を広げて生きたい」と意気込みを語った(写真1)。