大和証券グループ本社は2008年9月12日、同日午前に発生したシステム障害の原因が株式注文システムのプログラム変更にあったと明らかにした。

 障害が発生した理由について「昨日、先物取引に関連して株式注文システムのプログラムを変更したのが原因」(大和証券グループ本社広報)と推察する。このプログラムの変更により、顧客から受けた注文を証券取引所に取り次ぐ機能が正常に動作しなくなった。

 システム障害が発生したのは個人投資家向けの大和証券、機関投資家向けの大和証券SMBCの2社。大和証券では午前9時5分から9時41分まで、大和証券SMBCでは午前9時から午後10時まで、株式注文システムに障害が発生した(関連記事)。障害が発生している間は証券取引所への注文取り次ぎができなった。