セキュアヴェイルは,ログ収集/分析アプライアンス「LogStare Tetra」に新機能を追加したバージョンとして,Oracle Databaseの監査負荷を軽減できるようにした「LogStare Tetra(PISO対応版)」を,2008年9月16日に販売開始する。価格は,98万円(税別)から。

 LogStare Tetraは,サーバー機やネットワーク機器など各種の情報システムが出力するログ情報を収集/分析するアプライアンス・サーバーである。ログ分析のための専門知識が無くてもマウス操作によって分析結果を見やすいグラフや表に整形できるという。

 今回,Oracleの監査機能を強化し,Oracleに与える負荷を軽減できるようにした。具体的には,インサイトテクノロジーが開発したDB監視ソフト「PISO」と連携し,PISOが取得したOracleのログ情報を得られるようにした。

 従来,LogStare TetraがOracleのログを取得する場合,Oracleが備えるAudit機能を用いてログを生成する必要があった。これに対し,PISOはOracleのメモリー領域であるSystem Global AreaからSQLトランザクション・ログを取得可能である。この方法はAudit機能と比べて,Oracleへの負荷が軽い。